前横浜市議会議員 梶尾明

活動報告

2020年8月27日【視察報告】済生会横浜市東部病院にてサルビアネットの取組を視察

電子カルテをはじめ、患者さんのヘルスデータをオプトイン(同意)で取得する「サルビアネット」の取組みについて視察しました。

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<一般社団法人サルビアネット協議会>

・医療データの共通化を目的に「ICTを活用した地域医療ネットワーク研究会」発足
・2018年3月に「ガイドライン」を策定
・1年かけて準備をし、2019年3/27〜サルビアネットを開始
・鶴見区の地域拠点病院:済生会横浜市東部病院が中心にPOC(実証実験)としてスタート
・病院、介護施設、薬局、クリニック、歯科の情報連携
・共有情報→電子カルテ、薬の処方歴、アレルギー、医療機関の受診履歴、検査結果など
・自動入力、セキュリティを重視(1日1回更新)
・鶴見区・28万6千人の内、7,927人がオプトイン(同意)で加入


実証実験の段階ということですが、登録者や参加施設がまだまだ少ないことや運用の資金も人員も足りない状況です。また、システムが使いにくいなど課題もありますが、住民が病院や介護施設、調剤薬局などを利用した際の 医療・介護情報が連携する施設間で相互に共有されるということは、医療提供の効率化が進み患者やご家族の負担軽減にも繋がると考えます。現在は医師が患者に時間をかけて説明し、登録してもらうことがおおよそを占めるとのことですが、今後、セキュリティ等、信頼できるシステムであることをいかに周知し登録者数を増やすかが鍵です。福祉関連施設などとの連携も視野に入れて介護従事者の皆さんにも協力をいただきながら理解を深めるためのPR活動などの必要性を提案しました。市域拡大にはまだまだ時間がかかると思いますが、今後ますます発展する医療分野でのICT有効活用の基盤となるような取組が必要です。

大岩市議と

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