横浜市議会議員 梶尾明

活動報告

2020年9月10日【視察報告】子どもたちが社会の仕組みと経済の働きを正しく理解し、自らの意志で進路選択・将来設計を行う力を育成するためのプログラム

コロナ禍といこともあり来年度から受け入れ再開ということで生徒さんたちの活動の様子は拝見できませんでしたが、公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本の専用施設のある品川学園を訪問し、今回は二つのプログラムについてお話を伺いました。


①スチューデント・シティ~住民は小学生。街は人が動かしている~

本物の街を再現し、小学校5年生が、ものやサービスを「供給する側」と「受ける側」を交互に体験するプログラムです。学校での事前学習・実際の活動を通し、社会は仕事を通じて支えあい成立していること、経済の仕組み・お金とは何か?仕事とは何か?などを学ぶ機会となります。同僚である仲間達と協力し、初めての「仕事」にチャレンジし、なぜ失敗したか、うまくいった理由は何かを、「仕事」から学ぶことができるということです。また、「働くことの大変さ」「働く人の気持ち」を子どもたちがリアルに実体験できるということは大きな意義があると思います。

②ファイナンス・パーク~生きていくために必要なお金とは?~

これは中学生から高校生向けのプログラムですが、再現された本物の街で、生活に必要とされるお金について、大人の立場で生活設計をするプログラムです。学校での事前学習で習得した生活に関する知識を、ファイナンス・パークで実際に使いながら、お金と自分に関わる様々な選択と意思決定を行います。生徒はそれぞれに与えられた人物像(例:30 歳、既婚、子ども一人、年収 650 万円など)から月間純所得を計算した後、各ビジネスブースを回って予算項目について情報収集し、自分の収入に見合った支出レベルを意思決定するという内容です。学んだことを単なる知識の蓄積として終わらせるのではなく、その知識を自分のものとして「実際に使える」よう、「自ら考え・意思決定し・行動に移す場」として提供しています。子どもたちが生涯にわたって賢い生活者としての意思決定ができるよう、その素地を培うための問題解決能力を育む学習です。生徒さんたちの感想を拝見させていただきましたが「親の大変さがわかった、感謝」「自分だけでなく他の人のことも考えなければ」「消費税、為替のことも分かった」等々、社会に旅立つ前に大切なことを学ぶことができる有意義なプログラムであると実感しました。

横浜でもこれから多くの子どもたちが社会に巣立っていきます。そして予期せぬ様々な困難に直面することもあるかと思いますが、社会に出て人生に迷うことのないようにしっかりと大人になるための準備ができる教育施策も重要だと思います。子どもたちが横浜で生まれ育って良かったと思えるような取り組みを全力で進めてまいります。

●ジュニア・アチーブメント(JA)とは

1919年米国で発足し、世界120以上の国々で青少年のために様々な活動を展開しているグローバルな経済教育団体です。企業の支援を受けて青少年に無償でプログラムを提供しています。主な活動としては、ビジネスプランを作成しプレゼンテーションを行うプログラム、意思決定シミュレーション、高校生が会社を経営するカンパニープログラム、各国の高校生がプログラムを通して相互交流したりコンテストに参加するプログラムの実施など。まさにワールドワイドな体験が可能です。毎年295,000人を超える先生、84,000以上の学校で、JAプログラムは導入されています。日本本部 (JA Japan) の設立は1995年で、2010年7月に内閣府より公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本と認定を受け、毎年60,000人以上の子どもたちにプログラムを展開しています。

(JA Japanホームページより https://ja-japan.org/

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